休校を学びの場に変えるのは〇〇さ

From:稲嶺保

 

 

 

休校開始から2週目。
お昼には、
「県立高校GW明けまで休校延期」
のニュースがあった。
小中学校にも
影響があるはずだ。
 
この期間を利用して、
「教材研究」
を行う。
2年ぶりの6年生担任。
国語の出版社が変わった。
社会科の教材配列が変わった。
チャンスである。
校内での時間を生かして
教材研究を進める。
算数の第1単元も
「組み合わせと順序」。
どうしても例示のため
教科書拡大が必要である。
スキャンして、
パワーポイントにはりつけた。
(と思っていたら、PC担当が来てデジタル教科書をダウンロード中)
 
休校前半は、個人での教材研究。
今週からは、学年での教材研究。
と言っても、
「座学」での教材研究ではもったいない。
そこで、
「模擬授業しよう」
と提案。
即快諾だった。
 
懐かしい感じがした。
そういえば、似たような状況が
数年前にもあったのだ。
 
今回のように新卒ではないが、
「初補充教員」
もちろん、
「初担任」
である。
しかも、
「6年生」。
 
その時は、放課後だった。
「授業やってみて。」
と言うと、
「授業見るんですよ。」
と超強気な態度。
同学年の女教師だった。
20代前半。
怖いもの知らずである。
その分、よさがある。
「知ったかぶり」をしない。
ちゃんとわからない時は、表情に出る。
もしくは、
「わかりません」
と口にする。
 
国語、算数、社会の模擬授業をした。
どれも共通するのは
「パーツ」で組み立てること。
(それは、今と変わらない)
 
それぞれをパーツに分けて説明する。
こんな感想があった。
「45分じゃ終わりそうにありません。」
 
感がいい子だった。
通常通りでは終わらない。
「待たない」
が大切である。
国語の「あかねこ漢字スキル」。
全員が書き終わるまで待っていたら、
ダレてしまう。
7,8割ができたところで
次の「話す・聞くスキル」のパーツへ移る。
 
「どうして待たないと思う?」
と聞いてみた。
「早い子が暇するから。」
やっぱり、勘がいい。
「その通り。
 『授業の腕を上げる法則』
 にも書いてあったでしょう。
 空白禁止の原則。」
と言うと、
「また、読んでないです。」
とのこと。正直である。
(最後まで読んでいなかったような、、、
 返してもらったかな、、、)
 
こんなことを思い出した。
休校期間も悪くない。
いつ、いかなる場面でも
「学びの場」
に変えることができるはずである。
さぁ、明日は、
何の模擬授業をしようかな、、、
今回は、させることができるかな。
 
PS
学年主任と声をそろえて言うことは
「健康が一番」。
始業式一日だけだったが
子どもの前で
「通る声で話す」
ことができた。(現相棒)
学童での経験も生きているようである。
「素直さ」
も持っている。
少しの「図々しさ」
も持っている。
今年一年、どれだけ伸びるか楽しみである。
若い子は「たし算」ではなく、
「かけ算」で伸びていく。
その第一の条件が「素直さ」である。

 

-稲嶺保-

  

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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