プロ教師に「魔の6月」は来ない

From:稲嶺保

 

 

 

先週、参加したセミナー。
タイトルが、
「教師の「魅力」を考えるシンポジウム」
講師の一人が
「内田良氏(名古屋大学准教授)」
である。
『ブラック校則』
『教師のブラック残業』
などの著書がある。
 
教師の当たり前が当たり前でない
ことを確認することができた。
例えば、
「出退勤時間を記録しない一般企業はない。」
勤務校も昨年までは、
「出勤簿」
のみであった。
これでは、
何時間の残業をしたのかわからない。
実際、
「過労死」
の認定でも難しい実態を聞いた。
  
このような内容について
知っていなければいけない。
チェックしなければいけない。
 
と長くなってしまったが、
もちろん、今日も湯舟へ、、、
 
チェックと聞いて、思い出す。
「魔の6月」
である。
学級開きから3カ月。
そろそろ、学級にほころびが見え始める。
 
これは、「6月」になったから、
生まれるのではない。
それまでの期間で
少しずつ少しずつ学級の中で
広がってきたものである。
 
例えば、
子どもたちの机は、きちんとくっついているか。
 
例えば、
教室の掲示物は、破れたままになっていないだろうか。
 
例えば、
男女の仲が悪くなっていないだろうか。
 
小さな小さなほころびが
広がり「魔の6月」を迎える。
 
小さいほころびに
気づかなければ大きくなる。
大きくなっても、
「これぐらい大丈夫。」
という教師の「慣れ」が
さらに、ほころびを大きくする。
 
しかし、
プロ教師は
「魔の6月」
を迎えない。
ほころびが
小さい段階で手を打っているからである。
 
まだまだ、
その域に達していない。
だからこそ、
毎年、学ぶのである。
自学級をチェックするのである。
 
昨年も
「魔の6月対策学級経営セミナー」
を開催した。
一度、参加すると分かった気になる。
内容はもちろん進化する。
プロ教師たちも
「実践」
を経て、進化するのである。
 
それを聞き逃すのはもったいない。
もちろん、私も学びに行く。
 
PS
セミナーの内容はこちら。
こちらから、申し込みも可能である。
 
さらにPS
冒頭に書いた内田先生のお話。
こんなものもあった。
「休憩時間がいつか知っていますか?」
今度、調べてみるといい。
きちんと時間が設定されているかどうか。
休憩できる時間設定になっているかどうか。

 

-稲嶺保-

  

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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