From:太田輝昭
自宅の書斎より、、、、、
中だるみの2学期(11月とか、)とか、
言われるのだが、あなたの学級は大丈夫だろうか?
「魔の11月」とも言われる。
主な原因は、「教師が疲れてくる」ということ。
学級を良くするには、教師の「手立て」が必要になってくる。
そこをさぼっちゃうんだな。
疲れているから、、、。
「初心」を忘れたり、
惰性で流されたり、、、
自分の心を引き締めて、やっていく。
さて、思い出したのだが、
「あなたの指示に、子どもが動かない7つの理由」を先週、述べた。
もう1つあった。
※今後、更に思いだすかもしれない。
1つ加える。
⑧「趣意説明の原則」をやっていない。
「趣意説明の原則」は名著『授業の腕を上げる法則』に出てくる原則。
これをやっていないから、子どは動かなくなる。
前著を引用する。
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1 第一条 趣意説明の原則
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指示の意味を説明せよ。
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子どもに指示を与えることがしばしばある。
「教室のごみを拾わせること」
「道具を片づけさせること」
「窓を開けさせること」
数え上げればきりがない。
このような時、指示の意味を説明することが大切なのである。
「何だか分からないけど行動している」という状態ではなく、「こういう目的でこれをやっている」と理解して行動することが大切なのである。
自分の行為の意味を理解していこそ、「考え」も「精神」も安定できるわけである。
「何が何だかわからないけどやる」という状態は「考え」も「精神」も不安定であり、その状態に慣れると「何も考えなくても行動する」という不安定な状態をそのまま受け入れる人間になっていく。
知性的な状態から、だんだん離れていく。
兵隊の教育がそうであった。
「管理が厳しい学校」「管理が厳しい教室」もそうである。
日常的に「非知性的な教育」がされている。
「知性的な集団」とは(学校でも職場でも)のびやかな自由さがあり、自分のやっていることを自分で納得している集団である。
毎日、くり返されるささいなことだが、それだからこそ教育の根幹ともいえる。
指示の意味を語らなくてはいけない。
そして、ここが大切なのだが、、、
(略)
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中学高校の体育でよく見かけるのだが、
女子は、水着に着替えて、プールに入りたがらない。
見学者が多くなる。
体育教師の悩みの一つでもある。
最初のオリエンテーション(最初に語るのも重要なのだが、、、)で子どもの実態に、実態に、、、である、合うように語る。
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今年の水泳のテーマは、ずばり「美しくなる」ことです。
紫外線が気になるけど、
「18歳までは紫外線にあたっておいた方がいい」
と、兵庫の美しい社会科の先生が言っていた。
高校生は、新陳代謝がいいから、肌を鍛えておいた方がいい。
しかし、高校卒業したら紫外線は要注意です。
過信をしてはいけません。
水に入って、歩行するだけで美しくなります。
筋肉の収縮反応により、肌が鍛えられます。
また、水圧があって、皮膚を押されることで、血液のポンプの役割になります。血行が良くなります。肌がすべすべになります。
女優は、水泳や運動をしています。
肌がすべすべになるからです。
水泳は有酸素運動にもなり、脂肪も燃焼されます。
水泳は、美しくなるにはとてもいい運動です。
水泳が苦手でも、
水中を歩行するだけでもいい。
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3月、5月に大阪の山本東矢氏にお越しいただいたが、
掃除をやらない子に対して、趣意説明をしている。
セミナーに参加するととびっきりの情報が得られる。
来年の2月29日には、谷和樹(東京)氏、椿原正和(熊本)氏、林健広(山口)氏が沖縄に来られる。
参加されるのをおススメする。
ーおおた てるあき
P.S.
11月17日(日)
浦添市で「あそびフェスタ」を開催する。
百人一首の県大会もある。
あなたの子ども、勤務先の子どもにご紹介を。
景品もある。
参加費無料。
申し込み先は、TOSS沖縄のHPから。https://www.tossokinawa.net/
パンフレットは次からダウンロードできる。
P.P.S.
全国のセミナー情報は、
TOSSランドの下の方に「TOSS主催セミナー最新情報」のタブがある。
そこをクリックすれば、日本全国のセミナー情報が分かる。
1月の静岡の掛川合宿には参加する。
P.P.P.S.
安心・安全の保険。TOSS保険。
1日20円。
トラブルが起きたときから「弁護士」に相談できる。
太田輝昭
沖縄県立公立高等学校 保健体育科教諭 TOSS沖縄代表
「知的な学びは楽しいもの」のモットーのもと、授業の腕を上げるために日々、研鑽している。TOSS授業技量検定四段。剣道教士七段。琉球古典音楽野村流音楽協会新人賞。京都教育大卒。琉球大学院教育学研究科教育専攻保健体育専修卒。琉球大学医学部保健学科博士後期課程在学中。単著『「平泳ぎ」「クロール」で25m泳げる10のステップ』(明治
図書出版)編著『高校生が夢中になる知的な授業』(明治図書出版)、共著『沖縄から平和学習へのメッセージ』他多数
H25文部科学省委託事業「教員の資質能力向上に係る先導的取り組み支援授業」受託。