国語授業「日本語の音」

 From:稲嶺保

  

 

先週土曜日のサークル。
サークルも楽しいのだが、
その後の「昼食」が好きである。
 
沖縄市でのサークル後は、
ほぼ「カレー屋」へ。
カレーも美味いのだが、
「ナン」も美味い。
ついつい、2枚目をおかわりしてしまう。
 
週明けの月曜日。
給食も「カレー」。
もしかして・・・
自宅に戻り、台所を見ると
「カレーの材料」
が置かれている。
予想的中。
うちの場合は、
「二晩連続カレー」
なので、明日まで続く。
 
・・・・。
通常なら、
「四日間で4回もカレー」
となりそうだが、
「カレー」なら許せる。
おそらく、1週間ぐらい続いても大丈夫である。
必然なのか、
偶然なのか、
私の誕生日は「カレーの日」らしい。
 
話は変わって、学校のこと。
3月になり、
国語、算数、家庭科の教科書を終えている。
社会も最後の単元に突入。
順調である。
 
先週から、国語の授業は「追試」である。
「追試」とは、
授業の発問や指示を、そっくりそのまま授業すること。
書籍やTOSSランド等で発表された実践を行っている。
今回は、
「日本語の音」
向山洋一氏の追試である。
『“楽しい国語”の授業の法則』向山洋一著(学芸みらい社)より
指示 「あいうえお」という五十音図をノートに正しく書きなさい。
 
書き終わったらあと、友人と見比べさせて次の指示。
指示 この五十音図を見て、分かったこと、気づいたこと、思ったことをノートに書きなさい。
 
自学級では、
「伸ばすと全部あいうえおにつながる」
「ま行は、くちびるが上と下がくっつかないと言えない」
が出された。
この指示の後、一日あけたことがよかったのかもしれない。
 
発問 「五十音」というのは、音が50個あることですね。
  本当に50個あるかどうか数えなさい。
発問 「50」ではないのに、どうして「五十音」というのだと思いますか。
 
ここで児童に思い思いの意見を言わせる。
昔の「五十音図」を示してもよいかもしれない。
 
指示 日本語の音は、いくつぐらいあると思いますか。
  ノートに書きなさい。
いろんな予想が出される。
自学級では、「75」が最高だった。
 
発問 日本語は125音あると言われています。
 どのように数えたのでしょう。
自学級では、五十音の気づきで
「きゃきゅきょ」を取り上げる子がいたので、スムーズに出された。
濁音 がぎぐげご・・・
半濁音 ぱぴぷぺぼ
拗音 きゃきゅきょ
など確認する。
 
指示 日本語は、これらの音でできています。
  では、キャ、キュ、キョのつく日本語を三つノートに書きなさい
こちらは、考えさせた後、発表させる。
黒板に書かせることもできる。。
 
指示 ヒャ、ヒュ、ヒョのつく日本語を三つノートに書きなさい。
例 百姓(ひゃくしょう)、百円(ひゃくえん)
  日向(ひゅうが)、ひゅうひゅう
  表(ひょう)、ひょうたん
「キャ、キュ、キョ」よりも少し難しくなる。
変化のあるくり返しである。
次の指示で、さらに「難」を与える。
指示 ミャ、ミュ、ミョのつく日本語を三つノートに書きなさい。
この問題は、必ず混乱する。
この時、PCは使わせない方がよい。
「自分の頭の中から答えを出しなさい」
もちろん、
「宿題」にすることもありえる。
「調べたい」「知りたい」という問題である。
嬉々として調べるはずである。
 
ここまでが2時間である。
最後に、もう一つ発問を加えて、終える。
「五十音図を二つに分けなさい」
子供たちに自分の考え(理由)を自由に言わせていく。
いろんな屁理屈が聞こえるはずである。
ここまでの学級での学びが見えてくるはずである。
 
PS 
このような授業をサークルで紹介しています。
また、来週から始まる
春フェス(教え方セミナー)」でも紹介します。
文章だけでもよいのですが、
やはり、「ライブ」は違います。
発問や指示だけでなく、
「やりとり」が入るので、
教師の「対応」を見ることができます。
よければ、ご参加ください。
「TOSS沖縄オープンチャット」
でサークルやセミナーの情報をお届けしています。
同僚やお知り合いにもご紹介ください。
情報を届けて頂けると助かります。
 
もう一つ、PS 
今年も「教え方セミナー」を開催します。
今年は、名称を
「春フェス」
として、開催します。
来週または3月初めには、
勤務校へ案内資料が届くかと思います。
ぜひ、内容をご確認ください。
 
さらにPS
 
毎週金曜日20時(午後8時)からの
「ZOOMサークル」
があります。
オープンチャット参加者向けのものです。
「30分」の時間で
その週の教室実践を紹介したり、
QAを行ったりしています。
よければ、こちらへもご参加ください。
 
興味を持たれた方は、
以下より
「TOSS沖縄オープンチャット」
にご参加ください。
 
TOSS沖縄のオープンチャット
参加者を対象に
発信を行っていく。
「情報」はもちろん、
「ZOOM」でのサークルも行う。
よければ、ご参加ください。
 
詳しくはオープンチャットで発信!
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オープンチャット「TOSS沖縄教え方LINE」
~稲嶺保~

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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