From:太田輝昭
自宅近くの喫茶店より、、、、、
8月初旬、東京でのジャパンセミナーの懇親会でのこと。
「女子の対応で困っていてね、、、」
大阪の男性教師がおっしゃった。
「そうですね~」と、話ているところへ
新潟の先生も来られた。
私の性教育の授業で
「異性の良い所、好きな所をノートに書きなさい」
書いた後、発表。
その後、
「異性の悪い所、嫌いな所をノートに書きなさい。」
書かせて発表。
その中に
男子生徒からこんな意見がよく出る。
「女子は、人間関係がねちっこい。
一端、壊れると関係がドロドロする」
「女子には口ケンカでは負ける。言葉が何倍も返ってくる」
「女子はグループをよく作る」
など、など、、、
(もちろん、これは一般論であり、
全員当てはまるということではない。
総じて、上記のようなイメージを男子は持っている。)
男性教師にとって、
女子の接し方で悩んでいる教師も多いと思う。
私の経験からも
「キモイ~」と言われたことは20年前に1人だけいた。
「少し敬遠~」と距離をとられた女子生徒も2、3人過去にいた。
「自分の考えを譲らない~」という女子も10名ほどいた。
でも、そのような女子生徒は、ごくごく少数であった。
ほとんどの女子生徒は、可愛いものであり、
女子生徒を
「見てあげたり」
「ほめてあげたり」
すると、上機嫌で
素直に、
私のサポートをよくしてくれた。
女子生徒は仲間意識が強くて、
グループがいないと不安になる。
グループがあると安定するのだ。
また、
女子生徒から見て男性教師は、
父親の分身であり、
父親が男性像になる。
家で、母親が父親を毛嫌いしていたりすると、
母親の感情が子供に投影されるので、
男性教師も毛嫌いの対象になる。
女子生徒から、男性教師は「憧れ」の存在でいたい。
「不潔な男性」は嫌われるので、
身なりや、髪型や服装を「爽やか」にしておきたい。
服装も同じ服を着ずに、毎日、変える。
もちろん、フケなども無いようにする。
鼻毛も伸びたままにしない。
女子は身なりに目がいく。
次に、
小さなことでも声をかける。
女子は、声をかけられることほどうれしいものはない。
また、
100%褒める。
友達を通して「褒める」なども使う。
また、目線を送るだけでも
「微笑」んで返してくれる。
もし、注意したいことがあるなら、
「隣の町のことだけど、、、」とか、
「何年前に、、、」とか
「あなたのことですよ」と分からないように、
遠まわしに伝える。
女性の先生からも伝えることもある。
直接的に強く注意すると、2回目からは全く「教師の言葉」が入っていかなくなる。
もし、
「キモイ~!」と言われたら、
軽く反応して、「無視」をする。
相手にしない。
この「キモイ」は自分のことを言っているのではなく、
男性全般に対しての言葉だから、重要視しない。
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減らしたい行動は無視する
***********
という原則で、「アクティブ・ノーリアクション」で対応する。
思春期は敏感な年頃なので、
「適度な距離感」で接することも必要である。
プラスのことは、「直球」でも
マイナスのことは、「変化球」でメッセージを伝えることが必要かな?、、、。
ーおおた てるあき
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太田輝昭
沖縄県立公立高等学校 保健体育科教諭 TOSS沖縄代表
「知的な学びは楽しいもの」のモットーのもと、授業の腕を上げるために日々、研鑽している。TOSS授業技量検定四段。剣道教士七段。琉球古典音楽野村流音楽協会新人賞。京都教育大卒。琉球大学院教育学研究科教育専攻保健体育専修卒。琉球大学医学部保健学科博士後期課程在学中。単著『「平泳ぎ」「クロール」で25m泳げる10のステップ』(明治
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