集会でのお話 受け身の練習

 From:稲嶺保

 

 

学年集会を
毎日、行っている。
担任4名が交代で。
 
120名の子供たちの前。
下手な話は見透かされる。
「圧」で押せば、
話を聞かなくなる。
書籍やテレビ、
様々な情報を収集している。
 
年間授業日数が200日。
4人で割ると一人当たり50日。
50の話題が必要になる。
 
結構、きついが、
教師修業にはもってこいである。
 
明日は、何を話そうかな、、、
 
困ったときに利用するのが
山本東矢先生の資料
『道徳を核にする学級経営』
である。
 
今回、選んだのが相田みつをの
詩「受身」
である。
力のある資料である。
読むだけでいい。
 
「受身」 相田みつを
柔道の基本は受身 受身とは投げ飛ばされる練習 人の前でたたき付けられる練習
人の前で転ぶ練習 人の前で負ける練習です。
柔道の基本でカッコよく勝つことを教えない
素直に転ぶことを教えるいさぎよく負けることを教える
 
長い人生にはカッコよく勝つことよりも
ぶざまに負けたり だらしなく恥をさらすことのほうがはるかに多いからです。
だから柔道では 初めに負け方を教える
しかも、本腰を入れて負けることを教える
そのかわり 転んでもすぐ起き上がる負けてもすぐ立ち直る
それが受身の極意 極意が身に付けば達人だ
 
若者よ 失敗を気にするな 負けるときにはさらりと負けるがよい
口おしいときには「こんちくしょう!!」と、正直に叫ぶがいい
弁解なんか一切するな 泣きたいときには思い切り泣くがいい やせ我慢などすることはない
 
その代りスカーッと泣いて ケロリと止めるんだ
早くから勝つことを覚えるな 負けることをうんと学べ 恥をさらすことにうまくなれ
そして下積みや下働きの 苦しみをたっぷり体験することだ
体験したものは身に付く 身に付いたものーーそれはほんものだ
 
若者よ 頭と体のやわらかいうちに 受身をうんと習っておけ
受身さえ身に付けておけば 何回失敗しても すぐ立ち直ることができるから・・・
 
そして 負け方や受身の ほんとうに身に付いた人間が
世の中の悲しみや苦しみに耐えて ひと(他人)の胸の痛みを 心の底から理解できる
やさしくあたたかい人間になれるんです。
 
 
少し長いので
「学年だより」でも伝える。
説明は何もいらない。
力のある資料は、
「そのまま」でいい。
話すだけでいい。 
~稲嶺保~

 

「サッカーのドリブルができない子」

「縄跳びができない子」

など、具体的な場面をもとに、

「どう指導したらいいのか?」

「なぜ、できないのか?」

を写真やイラストをもとにわかりやすくまとめています。

また、特別支援のスペシャリスト

小野隆行先生も「感覚統合」の面から、運動の苦手さについて書かれています。

私も今回、体育の根本正雄先生から依頼で、2ページですが、執筆させていただきました。

Amazonでも、注文可能です。

私の手元にもあります。

よければ、お読みください。

 


稲嶺保

沖縄県公立小学校教諭  6年生担任 TOSS″必然"代表

「充実感を得るために学ぶ」ことを実践するため、授業の腕を上げる修行を続ける。同志社大学卒。明星大学通信教育にて小学校教諭免許取得。編著『ライフスキル よい生活習慣づくりのすべて』『私たちの授業でオリンピック選手を目指そう!体育訓練』(以上明治図書) 『「算数」授業の新法則 6年生』(学芸みらい社)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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